父、その後




3月の健康診断で見つかった肺の影が「結核」と診断され、応急入院したのが今月の9日。
11日から投薬と注射を使った治療を受けています。


ガフキー号数(排菌量の単位)は入院前が2、入院時が1、現在は1〜0と、一番軽いレベルの患者さんではあります。
薬はイソニアジトとリファンピシンという2種類の飲み薬と注射(ストレプトマイシン)の3種類。
それぞれ副作用の出る薬なので、経過観察をしつつ病院で2-3ヶ月治療を受け、ガフキー号数の数値が連続で3回0になれば退院とか。
その後も薬は続けて飲む必要があるんですが、人に移す危険性がないので自宅で普通に生活してて良いんですよね。
一度発症するとなんだかんだで1年以上掛かるやっかいな病気です(苦笑)。


父は検診で見つかったので体調は普段となんら変わりなく元気にしています。
ただ病棟から一切出てはいけない(売店へも行けない)のでとても不便だったり、する事がなく暇で死にそうだったりで相手する方も結構大変ですw。
洗濯物もできれば病棟外に出さないで欲しいと言われたので、病棟内のランドリーで洗濯機と乾燥機を使って済ませています。
(2回ほど父と一緒にやってやり方を教え、今は父の暇つぶしのひとつになりましたw>洗濯)


また面会者(私)が結核病棟に入るにはN95マスクを必ず着けて入る必要があり、差し入れはできても一緒に飲食することはできません。
普段必要な事に加えて日常の所用も私がパイプにならないといけないので、用件によっては委任状を作って動いていたり。
実家も数ヶ月無人状態なので、ご近所さんにお願いしつつ私が数日おきに様子見に行っていますw。
とりあえず動くリズムができてきたのでひと息つけたけど、最初の1週間はめまいするほど忙しかったです(爆)。



結核は空気感染する怖い病気。
高齢者の場合は何十年も前に感染している可能性が高く(昭和の初期とか)、高齢になり抵抗力の落ちたところで発病するパターンが多く、父もそれみたいです。
高血圧や糖尿病などを持っていると治療に使う薬も限られるばかりかなかなか効かないらしいので病棟から出れない高齢者も多く、寝たきりになって発病した人なども応急入院治療をするので看護されるスタッフさんを見ていると普段の看護業務に介護業務も加わりスゴク大変そうです。
父は年齢の割に手が掛からないので、よく後回しにされたり忘れられていたりするそうですが、これは仕方ないねと話していますw。


今のところの暇つぶし道具は「TVガイド」と「洗濯」と「KindlePW」と「auiPad Air」。
「KindlePW」は私のお古で、「iPad Air」は私が新規契約し父の名前でApple IDを設定したもの。
購入した次の日に適当に選んだ解説本とセットで病院に持っていきほぼ放置してみたけど、ニュース配信や血圧管理アプリ等を入れて使い出したので実家パソコンのブックマークをSafariに同期してあげました。
新聞が自由に読めないのもあって、ブラウジングだけでもかなり重宝しているよう。


ま そこら辺の話はまた今度w。