謎な寄稿 4

これで お終いだそーです・・・はい(笑)

■大人は誰もわかっちゃくれないから青年の主張と超人拳法の夜。


海遊館を一通り回って、どうやら満足いただけたようでよかったです。
泳ぎたい?はいはい、それはもう聞きました。もうそんなギャグでは笑いませんから。
で、クリオネはどこにいたっけ?とか話していましたが、なんか入り口にちっちゃい水槽が置いてあって、なんかその中に小さなゴミ袋みたいなものが漂っていたような気がするねとか言って、もう一度その入り口の水槽を目を凝らして見てみたら、クリオネとかなんとか書いていました。


フェアって・・・・あの入り口のちっぽけな水槽一個かよ・・・


_| ̄|○ ○| ̄|_ 


こんなのフェアじゃないよ。こんなやりかた全然フェアじゃないよ!←そっちのフェアかよ
大人はみんな汚いよ。うわーん


とかなんとか二人でがっくりしていたら彼女の電話に着信。とりあえず電話を立ち聞きするのもあれなので少し離れてあちこちキョロキョロしたり。もう不振人物モード全開です。
へ?
私が変わるですか?ひょっとしてもうご両親に紹介?
うーん、お父さんはじめまして。お嬢さんを・・・お嬢さん?え?うーん、ええと、この際お嬢さんを僕にアレして下さいとかなんとか・・・
とか色々考えながら電話と取ったら電話の相手は何とかわさん。
おー、かわさーん、はじめましてー
はっはっは、なんか元気いいね。
と、機嫌良く話していると横で変な作業員が清掃作業を始める。


ええとね〜
ぶおーん
あのね〜
ぶお〜ん
それでね〜
ぶお〜ん


ふんがー!!うるせーでガンス!!ノロッテヤルザマス!
お前の嫁がお前のパンツを洗濯するときに箸でつまんで運びますように!!
お前の娘が23才になっても「まぁ元気そうなお坊ちゃん」とか言われるような人間に育ちますように!!


いくら呪っても今すぐ事態が好転するわけでもなく、とりあえず清掃のおっさんから離れて会話を続行。ちょろっと話して電話を返して、またあたりをキョロキョロ。もう、職務質問モード全開です。


あっはっは、おもしろそうに喋ってるなぁ。
つーか、やっぱりこういう電話の時は微妙に声が可愛いよそ行きだね。
あ、おわりました?
じゃぁ、観覧車乗りましょうか。


よし、どさくさ紛れにまだ乗るかどうか決まってなかった観覧車を既に乗ることに決まっていたように錯覚させるのに成功。





な、何話そう。あー、やっぱり隣じゃなくて向かいに座るよね。そうだよね、そうだよね、当たり前だよね。しょんぼり。


あ、こっちから大阪の町がきれいに見えますよ。そっちだったら観覧車が写り込んで綺麗にとれないでしょ。こっちに来たらどうですか?
よしよし、こっちきたね。
これで隣に…


がくん


あわわわ。


二人して外側に座ったら観覧車が揺れました。
わかりました。私内側に座りますから、はい。


くそう、もう神様なんか信じないよ。


一周十五分。その間色っぽいことはいっさいなし。唇は言葉を発することにしか用をなさず、私の上唇が重なったのは私の下唇とだけ。うわーん。収穫はこの観覧車が世界最大ではなくて世界最大級である事がわかったことと、色で明日の天気を予報していること。


つまり生きていく上では全く必要ではないようなどうでもいい知識を二つばかし仕入れました。
いやー、有意義有意義。


じゃぁ飯行きますか。
れっつご〜


お店は山中酒の店。
私の最近の行きつけ。日本酒とそれに合う料理を出してくれるありがたい店。
鞄持ちましょか〜って今度は荷物渡されたね。はっはっは、いよいよ息切れしてきましたか。
大国町からズンズン歩いてお店。
ちょっと早いけどまぁいいか。


2階にあがってそこからエレベータ。
ふっふっふ、とうとう二人っきりになれましたね。
って、冗談ですよ。
そんなに離れて立つ事無いじゃないですか。


エレベータを降りて戸を開けて、いざ山中。
いらっしゃーい。
とりあえず何飲みますか。
え?トイレ行きますか。
またう○こですかね。って睨まないで下さいよ。トイレはそこの入り口の横にありますから。
って、店員にもう一回聞いてるよ。何だよ、俺ってそんなに信用ないのかよ。


え?注文?ええと、私はこの発泡の日本酒リヴァンをまず飲むけど、あの人は確か下戸なんだよね。
よし、じゃぁとりあえず(嫌がらせで)リヴァン一つにグラス二つで。
お、帰ってきましたね。


んじゃぁリヴァンをついで、かんぱーい。
ん?特に文句もなく飲んでますね。
ほう、しかもその後日本酒頼みますか。
あれ?前下戸だって言ってなかった??
ひょっとして中の人かわりましたか?
それとも大阪と博多では下戸の言葉の意味が違うのかな。
下戸って言うのは焼酎を1升以上飲めない人を指して言うとか。


まぁいいや。
一緒に飲んでおいしいねって笑いあうのがすごく楽しい。
んで、そういう時の君の笑顔がすごく素敵。
あー、お酒飲んだらぽかぽかしてきたねぇ。なんかうとうとしそうだよ。


げふー。
とりあえず色々飲み食いしましたね。
満足満足。
んじゃぁおなかもいっぱいになった事やし帰りますかー


んー、もうちょっと一緒にいたいなぁ。
どこ行きます?え?ホテル??ラブの方??まぢ??
いいの??ほんとに?私で??え?私が??


んー、良いのかなぁ。
こんな急でウマーな話の展開。
会ってまだ一日目だよ。
明日皆になんて言おう。


ああ、なんか夢のような話だね…


はっ!って夢かよ!!
あー畜生調子に乗って飲み過ぎたか。うたたねしていたのかよ。
あふーねむー
いやいや、寝てませんよ。
寝てませんってば。よだれも垂れていません。じゅる。いやらしい夢も自分に都合のいい夢も見ていません。

つーか、あんた、人が寝ている間に額に肉とか書いてないでしょうね?いや、寝てないんだけど。
書いてない?神に誓って?よしよし。


ええと、料理もあらかた来尽くしたね。
げふー。
とりあえず色々飲み食いしましたね。
満足満足。
んじゃぁおなかもいっぱいになった事やし帰りますかー


てくてくてく


んー、もうちょっと一緒にいたいなぁ。
ラーメン食べに行きます?行きますか。そうですか。らったらったらん。
んじゃぁスキップでいきましょうか。いやですかそうですか、わかりましたよ、じゃぁ私だけしますよ。はい?恥ずかしいからやめろ?んなの私の勝手じゃな・・・はい、やめます。ご免なさい。睨まないで下さい。


よし、お店ついたね。
バン麺二つね。あとチャーハン。


その後はテレビ見ながらいろいろはなしたり。


あー、注文した物が来ましたよ。
いただきましょかー。
ずるずるずるずる。
おいしい?そう、よかった。
ネギとモヤシは大好物?あ、そうなんだよかったよかった。
まぁ、その割にはあんまり減ってないわけだが。


あ、もう無理?なんだおなかいっぱいだったのか。よし、じゃぁ私が引き受けます。
チャーハン食べてみます?おなかいっぱいなのに。
結構おいしい?そう、良かった。
あ、もう無理?よし、じゃぁ私が引き受けます。


ええと、今使ったレンゲはこっちだよな。じゃぁ私も・・・って、ハイ。こっちのレンゲは使いません。さっき私が使ってた方のレンゲを使いますよもちろんですよ。え?じゃぁ何で私が使っていたレンゲを手に持っているんだって?いやそれはほら、アレじゃないですか、ええと、ほら、間違えて使わないようによけておこうかなと思ったりなんかしたりだからそんな睨まないで下さいよお願いしますよ。


ずるずる。ぱくぱく。ずるずる。ぱくぱく。


げぷ。もう食えない。なんか2人前ぐらい食べたような気がする。
じゃぁそろそろいきましょか。
行きたいところあります?え?ホテル??って、泊まってる宿ね。
とりあえずホテルまでは送りますね。


てくてく、ガタンゴトン、ぷしゅー


着きましたよ。
次は難波周辺に宿とりますか。
その方が多分楽だよ。


うん、じゃぁ、明日。


あ、そうそう。

今日、ありがとね。
すごく楽しかった。
んじゃねー


スキップまじりに大阪駅までの道を急いでいると、ショーウィンドウに自分の姿が映りました。

・・・うんうん、確かに肉とは書いてないよな。

で、ドジョウ髭と額に中って文字を書かれたこの浮かれたデブは一体だれ?