母へのプレゼント

今日は青い空といろんな形の真っ白い雲が空一面に広がってて、これが一番のプレゼントだぜ!とばかりにK10D持って午前中から外へ飛び出しましたw。
(ご心配おかけしましたが、結構元気です<(_ _)>)
一年前からずっと撮りたかったポイントが有ったんだけど、時間がなかったり、陽が落ちていたり、お天気が悪かったりとなかなか撮れなかったんだけど、今日はゲト出来ました!すっごく嬉しい♪。って 特別な場所じゃなくて、道路沿いの貸倉庫群?なんだけど、何かしらずっと惹かれてて母によく話していた場所なんです。これはプリントして見せなければ〜ってw。


んで、母の日って事でちょいダラダラ書かせてもらいます。
(↓に対してのコメントは遠慮下さい<(_ _)>)
私の母は、一昨年の12月に突発性悪性リンパ腫が右前頭葉に見つかり入院しました。早い話が悪性の癌です。福大病院では脳外科と血液内科のお世話になり、抗ガン剤治療を受け腫瘍が消えたので4月に退院。一ヶ月ほど自宅に戻りましたが、5月に脳の別の場所に転移が見つかり再入院。今度は頭部への放射線治療を受け6月はじめに退院しました。その一ヶ月後に脊髄と脳に転移が見つかり、7月はじめに再々入院。それから帰宅する事なく今年1月29日に逝ってしまいました。70歳を超えることなく、見かけ"おばあちゃん"になる前の"おばさん"で一生を終えてしまいました
発病から一年二ヶ月、化学療法の後遺症に加えて腫瘍の出来た場所が場所なだけに、性格変化、両下肢部麻痺、顔面麻痺、中耳炎症、食欲や言語障害、嚥下障害、胃ろうからの投薬や食事などなど、とても文字には表現する事の出来ない凄まじい闘病生活を送りました。癌はとても残酷で痛みと引き替えにからだの端から少しずつ母を殺していき、最後は自分も一緒に命を絶つという信じられないヤツでした
去年の7月、脊髄への転移で足が動かなくなってからは、介護保険で言う「要介護5」という状態で、自力では何も出来なくなったので、父と交代で毎日々母の側で過ごしました。世の中とは全く違う時間の流れを持った所に、私の娘も含め皆で居た気がします

母の病室は6階の角部屋で西の空が大きく見える見晴らしの良い部屋で、一日中ベッドから空の様子を見る事が楽しみになっていて、痛みのない時には、よく二人で雲の形を何かに例えたり、空の色の違いや風向きなどを楽しく話をしたり、私の知らない時間の様子を詳しく教えてくれたりと、母も私と同じように空好きさんになりました。その部屋で半年を過ごし、治療のすべがなくなった12月に最新の緩和病棟をもつ病院へ転院。窓は大きかったけど、ベッドからは空を見る事は出来ず、母も状態が悪くなり眠っていた方が楽だという事で、目を開けた時に視界に入る場所で見守っているしか出来なくなり、1月に最期を迎えました
空に浮かぶ白い雲や綺麗な茜空は、これから先ずっと母と共に過ごした静かだった時間を思い出させてくれると思います
母と話す時間をこれからもずっと大切にしていきたい!
「母の日」の今日の空は、お茶目だった母の仕業だと感じましたw


おかあさん ありがとう!